/f/ と /v/ の発音の違いはこれ!有声音と無声音の違いもしっかりマスター ― 発音評定AI SeePhony®

SeePhony® | 発音の間違いを発音記号で可視化

/f/ と /v/ の発音の違いはこれ!有声音と無声音の違いもしっかりマスター ― 発音評定AI SeePhony®

フォニーのアイコン

フォニー

英語に精通する発音記号のスペシャリスト。
発音評定AI「SeePhony®」のことも熟知。

ハツネのアイコン

ハツネ

英語の発音学習を始めたばかりの初心者。
英語練習アプリをつくろうと思っている。

デモ&無料体験
Phony
本題に入る前にひとつお知らせ!発音評定AIが無料でブラウザアプリで試せるよ。マイクに向かって単語やフレーズを読むと、その場で発音採点してくれるから、練習の起点にぴったり。まずは触って、今日の学びをすぐ体感してみてね。
Hatsune
はい!今回のフォニーさんのお話を最後まで聞いたら、そのまますぐ試してみますね!
Phony
デモをやってみて気になったら、気軽に問い合わせてみるといいよ。SeePhony®は日本法人が開発・運用しているから、安心して日本語で相談できるよ。
参考リンク: 英語発音評定AI SeePhony®
ハツネのアイコン
フォニーさん、最近ニュースで「働いて働いて働いて働いて働いてまいります」ってフレーズをよく聞くじゃないですか。あれ、英語で言うとどんな感じになるのかすごく気になっていて、自分でも英訳を考えていたんですけど、イマイチしっくりこなくてモヤモヤしているんですよね。
フォニーのアイコン
ああ、流行語大賞になった高市首相のセリフだね。日本語だと勢いと根性がすごく伝わるけど、そのまま直訳するとちょっと固くなりすぎるんだよね。英語なら、たとえば

I’ll keep working and working and working and working and working.

みたいに言うと、繰り返しの感じと「これからも頑張り続けます」というニュアンスが、かなり近い雰囲気で伝わると思うよ。
ハツネのアイコン
おお、たしかに日本語の「働いて」が英語の working にどんどん連なっていく感じがあって、聞いているだけで頑張るぞって気持ちになりますね。しかも、ずらっと並ぶことで、ちょっとスピーチっぽい力強さも出ている気がします。
フォニーのアイコン
そうそう。しかも発音的にも面白くて、“working and working and…” って続けると、and が弱くなって、実際の音は「ワーキングンワーキング」みたいに、ちょっとつながって聞こえるんだ。これはリエゾンの一種で、単語と単語の境目が曖昧になって、英語らしいリズムが生まれるポイントなんだよ。

リエゾンは前に解説しているから、興味があったら読んでみてね。
ハツネのアイコン
なるほど、単語ごとに区切って「ワーキング・アンド・ワーキング」って読むんじゃなくて、ちょっとくっついて「ワーキングンワーキング」っぽくなるんですね。日本語の原文も、区切って読むより一息で「働いて働いて…」って言ったほうが勢いが出るから、感覚としてはかなり近い感じがしてきました。
フォニーのアイコン
そういうリズムやつながり方を意識すると、英語の発音全体がぐっと自然になるんだよね。

で、今日の本題は、そんな「英語らしい音」の中でも超・基本だけど奥が深い、fv の違いについてなんだ。まさに「働いて働いて…」くらいの勢いで練習したくなる発音テーマだよ。
ハツネのアイコン
ちょうどよかったです!
私のアプリの中に「働き者」をテーマにした英語フレーズを入れたいと思っていて、そこに出てくる単語に fv が多いなと感じていたんです。でも自分の耳だと正しく聞き分けられている自信がなくて、ここで一回ちゃんと整理したいなと思っていました。
フォニーのアイコン
いいタイミングだね。じゃあここからは、さっきの決意表明フレーズの勢いをそのままに、 fv の基本的な違いからじっくり見ていこうか。アプリづくりにもそのまま活かせる形で説明していくよ。

/f/ と /v/ の違い

フォニーのアイコン
まず結論から言うと、f は無声、v は有声という違いがあるんだ。Jones式で書くとシンプルに fv。ぱっと見は同じアルファベットだけど、声帯を震わせているかどうかが決定的に違うポイントなんだよ。
ハツネのアイコン
無声と有声って、手を喉に当てて震えるかどうかを確認するやつですよね。自分でも一応やってみているんですけど、集中していないときは v を言っているつもりが、ほとんど f みたいな弱い音になってしまって、耳にも喉にも違いがあまり感じられなくて困っているんです。
フォニーのアイコン
そこは多くの日本人学習者がつまずくところだね。どちらも「上の前歯と下唇を軽く当てる」という口の形は同じだけど、f は息だけを「スーッ」と出す感じ、v はそこに声を乗せて「ヴーッ」と震わせる感じになる。最初はちょっと大げさに、喉の振動を意識して練習すると違いが分かりやすいよ。
ハツネのアイコン
たしかに、わざと大げさに「スーッ」「ヴーッ」って練習すると、さすがに違いが分かりますね。でも単語の中に入ると、急にどっちを出しているのか分からなくなって、fan と van も safe と save も、なんとなく同じものを繰り返しているだけみたいに感じちゃうんですよね…。
フォニーのアイコン
なるほど、じゃあ次は fan と van のペアに絞って、語頭の音だけに集中して体で違いを覚えるところから始めようか。ここを乗り越えると、他の単語にも一気に応用しやすくなるよ。

フォニックスで学んだ発音記号をさらに実践的に学べるAIチェックを、今すぐ無料で体験できます。


fan と van の違いを「体で」理解する

ハツネのアイコン
無声と有声って、手を喉に当てて震えるかどうかっていうやつですよね?でも van が fan に聞こえちゃう時があって、自分が発音しているときも、相手にとってはどっちに聞こえているのか不安で、会話で使うのが怖くなってしまう瞬間があるんです。

fan と van を並べて言おうとすると、「フ」に意識を向けた瞬間は良さそうなんですけど、そのあと母音や n に意識が移ると、さっきの震えをキープできなくて、どちらも似たような曖昧な音に崩れてしまう感じがします。途中で集中力が切れるみたいな感覚なんですよね。
フォニーのアイコン
それはすごくいい気づきだよ。
コツとしては、fan を言うときは最初の一瞬だけ「息だけ」、van を言うときは最初の一瞬だけ「声を乗せる」という風に、スタート部分にだけ集中すること。それを交互にゆっくり fan / van / fan / van と繰り返すと、だんだん筋トレみたいに口と喉の動きが分かれてくるんだ。
ハツネのアイコン
やってみると、fan のときは息だけスーッと前に飛ばして、van のときは「あ、喉をちゃんとオンにするんだ」という感覚が少しずつわかってきました。身体のスイッチを変えるイメージを持つと、以前よりはコントロールできそうな気がします。
フォニーのアイコン
その調子。その感覚がつかめてきたら、今度は文章の中に入れてみるといいよ。
たとえば “I’m a big fan.” と “I’m driving a van.” みたいに、他の単語と一緒に読んでみると、文全体のリズムの中でも入口の違いをキープする練習ができる。単語の練習から、文の練習に少しずつステップアップしていくと、実際の会話で崩れにくくなるんだ。

リエゾンの習得に効果的な発音評価AI SeePhony®の無料デモを今すぐ体験!


語末の /f/ と /v/

ハツネのアイコン
safe と save とかはどうでしょうか?自分で発音すると、最後のところはどっちも弱くなってしまって、録音して聞き返しても、正直どちらを言ったつもりだったのか分からなくなる時があるんです。
フォニーのアイコン
safe = /seɪf/
save = /seɪv/

語末の fv の違いが意味を分けるんだ。ところが、語末の v はちょっと弱くなる傾向があって、ここがまた学習者の罠なんだよ。声帯は震えているけれど、音としては短く、軽く添えるくらいの長さで終わるから、意識していないと息だけっぽくなってしまうんだ。
ハツネのアイコン
たしかに、言い終わりのところって、どうしても力が抜けちゃいますね。safe は最後を「フッ」と息で閉じる感じ、save は「ヴッ」とちょっとだけ喉を残す感じ ですか?
フォニーのアイコン
そうだね。
コツとしては、「母音のあとにミニマムなフレーズがくっつく」くらいの感覚で考えるといいよ。safe なら「セイ」+「フ」、save なら「セイ」+「ヴ」と、最後の子音だけを意識して別パーツに分けてあげる。ゆっくり seɪ-f / seɪ-v を交互に練習してから、文に戻って “It’s safe.” “I’ll save it.” と読んでみると、かなり感覚がつかみやすくなるはずだよ。

実はリエゾンでも /f/ と /v/ は変わる

ハツネのアイコン
そういえばフォニーさん、前に「音がつながるリエゾン」の話をしてましたよね? /f/ と /v/ もつながるんですか?単語の中だけじゃなくて、文章の中でどう聞こえるのかも気になってきて、アプリの中でもその「つながり方」をちゃんと表現できたら楽しそうだなと思っているんです。
フォニーのアイコン
もちろんだよ。たとえば、

love it → lʌv ɪt → つながると lʌvɪt

こうやって “語末の子音 + 語頭の母音” はスムーズにつながる。これはリエゾンの「連結」っていう現象だね。最後の v がそのまま次の母音に橋をかける役割をするから、二つの単語が一つのかたまりみたいに聞こえるんだ。このあたりは過去のブログにも詳しく書いてあるよ。
ハツネのアイコン
たしかに、単語をバラバラに読むと「ラブ・イット」ですけど、つなげると「ラヴィット」みたいに聞こえますね。最初に習ったときは「綴りと全然違うじゃん」と思って戸惑っていたんですけど、リエゾンっていうルールを知ると、むしろ自然な変化なんだって理解できてスッキリしました。
フォニーのアイコン
そうそう。/f/ や /v/ も同じで、たとえば “save it” なら seɪv ɪt がつながって seɪvɪt のようにまとまって聞こえるし、“safe area” なら seɪf ɛəriə が seɪfɛəriə みたいになっていく。子音と母音が手をつなぐ感じをイメージすると、リエゾンが急に身近に感じられるよ。
ハツネのアイコン
fv の違いもつながり方も奥深いですね…。最初はただのスペルの違いくらいにしか見えなかったのに、入口の有声・無声や、語末の弱い v の感覚、そしてリエゾンでの連結まで考えると、一気に「英語の音」っぽくなってきた気がします。私も流行語のように、働いて働いて働いて働いて働いてまいります精神で練習してみます!
フォニーのアイコン
その気持ち、発音学習にすごく合ってるよ。fv は反復すると一気に変わるタイプの音だからね。でも一個アドバイスすると、ただ練習するんじゃなくて正しい方向での練習が大事なんだ。自分では「van」と言っているつもりでも、実はほとんど「fan」に聞こえている、なんてこともよくあるからね。
ハツネのアイコン
たしかに、自己流で頑張っても、方向がズレていたら、その分だけ遠回りしちゃいますよね。アプリを作るとしたら、ユーザーさんにも私と同じような遠回りをしてほしくないので、どこが違うのかをちゃんと見える形でフィードバックできる仕組みが必要だなと改めて感じました。

AIで英語の発音をスコア化できる無料採点デモを、今すぐ無料でお試し!


SeePhonyで /f/ と /v/ の違いを知る

ハツネのアイコン
でもフォニーさん、正しい方向で練習するってどうすれば…。自分の fv も、合ってるのか不安で…。アプリを作るとしても、ユーザーさんの発音をどうやって客観的に判断してあげればいいのか、イメージがまだぼんやりしているんですよね。
フォニーのアイコン
そんな時こそ、発音評定AI SeePhony®の出番だよ。音声を送ると、発音記号単位で fv を別々に判定できるし、さっき話したようなリエゾンでつながった音も評価することができる。アプリやLMSに組み込んでおけば、学習者は「働いて働いて…」とがむしゃらに練習するだけじゃなく、どの音が正しくてどの音がずれているかを、その場で確認しながら効率よくトレーニングできるようになるんだ。
参考リンク 発音評定AI SeePhony®

◆ まとめ:/f/ と /v/ の違いを見える化したいなら

/f/ と /v/ の違いは、単語の頭でも語末でも意味を大きく変える重要なポイントです。こうした細かい違いを、学習者が自分の耳だけで判断し続けるのは負担が大きく、学習する方向を誤れば空回りになってしまいかねません。

/f/ と /v/ の音素レベルの違いのフィードバックや、リエゾンで連結した発音の可視化 を自社の英語学習サービスやLMS、研修システムの中で展開したいのであれば、発音評定AI SeePhony® を導入するのが最適です。API連携で既存システムに組み込むだけで、学習者の発音を自動でチェックし、/f/ と /v/ のような細かな違いも判定結果として即時に提示できます。

発音学習を頑張る人を正しくガイドし、先生や教育事業者の負担も軽くしたい──そんな発音学習体験を作りたいとお考えなら、ぜひ SeePhony® をご検討ください。

関連記事

カテゴリー

アーカイブ