発音を鍛えると耳も育つ?「発音とリスニング力の関係」発音評定AI SeePhony®の無料体験で効果をチェック!

SeePhony® | 発音の間違いを発音記号で可視化

発音を鍛えると耳も育つ?「発音とリスニング力の関係」発音評定AI SeePhony®の無料体験で効果をチェック!

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フォニー

英語に精通する発音記号のスペシャリスト。
発音評定AI「SeePhony®」のことも熟知。

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ハツネ

英語の発音学習を始めたばかりの初心者。
英語練習アプリをつくろうと思っている。

デモ&無料体験
Phony
本題に入る前にひとつお知らせ!発音評定AIが無料でブラウザアプリで試せるよ。マイクに向かって単語やフレーズを読むと、その場で発音採点してくれるから、練習の起点にぴったり。まずは触って、今日の学びをすぐ体感してみてね。
Hatsune
はい!今回のフォニーさんのお話を最後まで聞いたら、そのまますぐ試してみますね!
Phony
デモをやってみて気になったら、気軽に問い合わせてみるといいよ。SeePhony®は日本法人が開発・運用しているから、安心して日本語で相談できるよ。
参考リンク: 英語発音評定AI SeePhony®

リスニングが伸びない…まずは悩みの整理

Hatsune
フォニーさん、最近リスニングが全然伸びなくて……。ニュースも映画も英語で聴いているのに、TOEIC®のリスニングも頭打ちなんです。「発音を良くすると耳も良くなる」って聞いたことがあるので、発音練習もしてみようと思うんですが、それって本当なんですか?根拠がないと、学習の方向性が決められなくて。
Phony
いい悩みだね。
結論から言うと、発音とリスニングは密接に関連することが複数の研究で示されているよ。今日は「聞ける⇄言える」の関係と、授業やアプリに落とし込むコツを、実証研究の要点と一緒にわかりやすく話そうか。
Hatsune
ちゃんと根拠がある話なんですね!ぜひ聞かせてください!

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聞けない音は言えない?

Hatsune
さっそくなんですが…「light」と「right」がまだあまり聞き分けができないんですが、それだとやっぱり発音するのは難しいということになるんでしょうか?
Phony
いい疑問だね。実はそういうデータもあるんだ。
日本人学習者を対象に、/r/ と /l/ の“聞き分け”訓練を行ったところ、聞き取りだけじゃなくて発音も良くなって、それが数か月後も維持されたという研究結果があるんだ。耳と口はセットで育つと考えると腑に落ちるよね。

Training Japanese listeners to identify English /r/ and /l/: Long-term retention of learning in perception and production

Bradlow, A. R., Akahane-Yamada, R., Pisoni, D. B., & Tohkura, Y. (1999)

(邦訳タイトル:日本人学習者に英語 /r/ と /l/ を識別させる訓練:知覚と発音の長期的な効果 ※タイトルは筆者訳)

要約:/r/ と /l/ の聞き分け訓練で、聞き取りと発音がともに改善し、その効果は数か月後も続いたことを示す研究。

https://doi.org/10.3758/bf03206911

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発音の授業はリスニングにも効く?

Hatsune
耳と口がセットで育つということは、逆に、発音のレッスンを受けるだけで、リスニング力も上がるってことでしょうか?
Phony
気になるよね。
そういった事例も研究で確認されているよ。大学生を「発音指導を受けたグループ」と「受けなかったグループ」に分けて比較した研究では、発音指導を受けた学習者がリスニング理解でより良い成績を示す傾向が確認されたんだ。発音の知識や意識を持つことで、音声を聞き取る力にも波及効果があったという結果だね。

Effect of pronunciation instruction on L2 learners’ listening comprehension

Phung Dao, N. C., & Nguyen, N. B. C. (2021)

(邦訳タイトル:発音指導が第二言語学習者のリスニング理解に与える影響 ※タイトルは筆者訳)

要約:大学生を発音指導群と対照群で比較。発音を学んだ群はリスニング理解テストで良好な傾向を示し、発音知識の学習効果が聴解に波及することを示唆。

https://doi.org/10.1075/jslp.19012.dao

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発音指導の効果はどれくらい?――メタ分析の結論

Hatsune
なるほど~。とはいえ研究が1つ2つだと偶然にも思えるんですが、ちゃんと効果があるといえるのでしょうか?
Phony
そう思うよね。
80件以上の同様の研究をまとめたメタ分析でも、発音指導は平均して有意な効果があることが示されているよ。 研究間で効果の大きさにはばらつきがあって、指導の方法・期間・フィードバックの有無などの条件によって結果が変わることもあるんだ。 つまり、「やり方次第で効果を最大化できる」ってことだね。

The Effectiveness of Second Language Pronunciation Instruction: A Meta-Analysis

Lee, J., Jang, J., & Plonsky, L. (2015)

(邦訳タイトル:第二言語発音指導の有効性:メタ分析 ※タイトルは筆者訳)

要約:86件の研究を統合し、発音指導は全体として有意な効果を持つと報告。モデレーター分析により、指導方法や期間、フィードバックの有無などの要因で効果量が変動し得ることを示した。

https://doi.org/10.1093/applin/amu040

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聞く中心と話す中心――どちらを重視すべき?

Hatsune
それだけ多くの論文からの結論として効果があるということは、信じてもいいかもしれませんね…!
論文では指導方法が色々と出てきていると思うんですが、リスニングを重点的にやるのと、発音を重点的にやるのではどちらがいいんでしょうか?
Phony
どちらにも利点があるよ。ざっくり言うと、聞く練習を中心にすると細かな音の違いが分かりやすくなり話す練習を中心にすると相手に伝わりやすい話し方が育つ、という傾向が見られるんだ。
Hatsune
なるほど、目指すゴールで選ぶんですね。私は初心者寄りですが、まずはどっちをメインにすれば良いか分かりやすく教えてください。
Phony
初心者なら聞く練習を少し多めにして、母音や子音の違いを耳でつかむのが近道だよ。会話でもっと伝わるようにしたい段階なら、話す練習を厚めにして、単語から短いフレーズへ広げていくといいね。
Hatsune
分かりました。じゃあ家でしっかりと聞き取りをやって、英会話の授業では短い発話から練習して会話につなげるという流れが良さそうですね。
Phony
その設計は良いね。家でコツコツ聞く練習教室で実際に話す練習にすると、無理なく力が伸びやすいよ。最初はやさしい課題から始めて、慣れたら少しずつ長いフレーズへ広げていこう。

The efficacy of the type of instruction on second language pronunciation acquisition

Alghazo, S., Jarrah, M., & Al Salem, M. N. (2023)

(邦訳タイトル:第二言語発音習得における指導タイプの有効性 ※タイトルは筆者訳)

要約:大学生で知覚中心 vs 発話中心の指導を比較。双方で改善が見られたが、強みの現れ方が異なる。

https://doi.org/10.3389/feduc.2023.1182285

学習の順番は「聞く→話す」

Hatsune
わかりました!
聞く練習と話す練習、どちらを先にやるのが効率的とかありますか?私は順番で迷ってしまって手が止まることが多いので、まずは分かりやすい道筋を知りたいんです。
Phony
先に聞く練習をしてから話すのがおすすめだよ。まず耳で音の形をつかむと、後で口でまねするときに迷いにくくなる。研究でも、この順番だと発音の伸びが大きくなる可能性が示されているんだ。
Hatsune
なるほど、耳で型をつかんでから口で再現ですね。毎日の学習では、どのくらい聞いて、どのくらい話すを目安にすれば良いでしょうか?ざっくりの配分でも大丈夫です。
Phony
まずは聞く:話す=6:4くらいで始めよう。最初の10〜15分で短い音や単語を集中的に聞いて、次の10分でそのまま口まね、最後の5分で短いフレーズに広げる。慣れてきたら5:5に近づけて、会話に使う時間を増やせばOKだよ。
Hatsune
具体的で助かります。聞く練習では同じフレーズを繰り返すのと、新しいフレーズをどんどん増やすのはどちらが良いでしょうか?飽きっぽいので迷います。
Phony
最初の1〜2週間は同じフレーズを繰り返して、音の感覚を体に覚えさせる。その後は新しいフレーズを少しずつ足していこう。毎回全部新しくすると定着しにくいからね。「半分は復習、半分は新しいの」がちょうどいいバランスだね。

話す練習の成果を素早く確認するには?

Hatsune
話す練習をするとき、上手くなっているかの発音チェックはどうすれば良いでしょう?自分では良し悪しが分からないと思うので…
Phony
そこは発音評定AI SeePhony®を使うと効率が上がるよ。録音した音声をその場で評価できて、どの音が弱いかをすぐに直せるしね。
参考リンク: 英語発音評定AI SeePhony®

Training native speakers of Japanese to distinguish English /ɹ/ and /l/: Order effect of perception and production training

Akahane-Yamada, R., et al. (2017)

要約:日本人学習者で、まず聞く練習をしてから話す練習を行うと、発音の伸びが大きくなる可能性を示した短い報告。つまり「耳で型をつかむ→口で再現」の順は、学習の進め方として合理的だと考えられる。

https://doi.org/10.1250/ast.38.229

まとめ

発音とリスニングはつながって伸びる。/r/・/l/の研究でも、聞く訓練が話す力にも良い影響を与えることが示されています。

発音指導は聴解にも波及。大学生の比較では、発音を学んだグループがリスニング理解で良い傾向を示しました。

教え方で伸びるポイントが変わる。聞く中心は音の区別や正確さ、話す中心は伝わりやすさや流れに効きやすい、という違いが見られます。

順番は「聞く→話す」がおすすめ。学習配分は最初は 6:4(聞く:話す)→慣れたら 5:5、素材は「半分復習・半分新規」で定着を狙うと続けやすい。

即時フィードバック×反復×期間で効果が安定。話す練習には、録音してその場で結果が返る 発音チェック発音評価の仕組みを組み込むと、弱点修正のサイクルが回しやすくなります。

SeePhony®は、こうした実践に合わせて使える発音評定AIです。APIで学習アプリやLMSに統合でき、録音→解析→スコアとフィードバックを即座に返すので、英語学習に有用です

上記記事のような――「聞いて型をつかむ→話して評価→すぐ言い直す」というサイクルを自社サービスで展開したいなら、SeePhony®が最適です。

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