発音軽視の壁を突破!「SeePhony®」開発ストーリー

発音軽視の壁を突破!「SeePhony®」開発ストーリー

日本の英語学習における「発音」の軽視を解決するために誕生した発音評定AI「SeePhony®」の開発ストーリーをご紹介します。
株式会社コト創業者・横井軍平が提唱した「枯れた技術の水平思考」を指針に、成熟した技術を再活用し、手軽に使える軽量モデルとクラウド化による幅広いプラットフォーム対応を実現しました。
また、Sensory社の豊富な英語音声データベースを日本人向けにカスタムし、学習者の発音クセを的確にフィードバックする仕組みを備えています。将来的には「発音練習が英語学習の中心にある社会」を目指し、低コスト・高精度・高速レスポンスを両立したSeePhony®の可能性を探ります。

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創業者 横井軍平と「枯れた技術の水平思考」

「ゲーム&ウォッチ」や「ゲームボーイ」など数々のヒット作を手がけた横井軍平は、先端技術を追うのではなく、コストが下がり普及した成熟技術を新たな用途に応用する「枯れた技術の水平思考」を提唱しました。この思想は、既存の優れた技術をラテラルに組み合わせることで低価格かつ高信頼性の製品を創出する手法として知られています。SeePhony®の開発にもこの理念が色濃く反映され、誰もが手軽に発音チェックできる環境を実現しました。

SeePhony®誕生の背景

日本の学校教育では文法や語彙の習得が優先され、発音練習は後回しにされがちです。その結果、多くの学習者が正しい音を聞き分けられず、自分の発音を客観的に評価できないという課題を抱えていました。さらに、日本人学習者の多くは「他人に発音を聞かれるのが恥ずかしい」という心理的ハードルを感じており、対人評価の場では何度も練習しにくいという問題もありました。
こうした背景から、AIによる匿名かつ客観的な評定こそが最適なソリューションであると考え、SeePhony®の開発がスタートしたのです。

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広く使ってもらうための「軽量性」

子どもたちの英語教育に発音評定を採択してもらうため、まずは安価な教育端末でも高速に発音評定が可能な軽量モデルを開発しました。このオフライン版は教育会社との協力で中学生を中心に広く導入が進み、実際に多くの家庭で活用されました。その後、さらに広い分野での普及を目指し、軽量性を維持したままクラウドベースのAPIを実装。これにより、さまざまなプラットフォームで低遅延レスポンスの発音評定が可能となりました。

Sensory社データベースの活用と日本人向けカスタマイズ

SeePhony®のコアには、Sensoryが長年にわたって蓄積してきた膨大な英語音声データが活用されています。ネイティブ発音モデルをベースにしながら、日本語母語話者特有の発音ミスやクセを学習データに組み込むことで、学習者の微細な発音のズレを的確に検出し、改善ポイントを細かくフィードバックできる仕組みを構築しました。

将来のビジョン

SeePhony®が目指すのは、英語学習のあらゆるシーンで「発音練習が中心にある社会」です。学校の授業からオンライン英会話まで、発音チェックが当たり前に行われ、利用者が自信を持って“英語の声”を発信できる未来を創造したいと思っています。AIによる匿名性と客観性を活かし、学習者はプレッシャーなく何度でも練習できる環境を提供することで、日本の英語教育を次のステージへと押し上げる手助けをしたいと考えています。

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まとめ

SeePhony®は、株式会社コト創業者・横井軍平の「枯れた技術の水平思考」を体現し、日本の英語教育が抱える発音軽視の課題に、軽量性・クラウド化・AI評定という三本柱で挑戦しています。貴社サービスに「英語発音採点」「発音評価」「発音チェック」機能を導入し、英語学習コンテンツを差別化したい場合は、ぜひSeePhony®をご検討ください。