音が消える!?リエゾンの「脱落」をマスターして自然な英語発音へ ― 発音評定AI SeePhony®で“聞こえない音”を見える化

SeePhony® | 発音の間違いを発音記号で可視化 お知らせ

音が消える!?リエゾンの「脱落」をマスターして自然な英語発音へ ― 発音評定AI SeePhony®で“聞こえない音”を見える化

音が消える!?リエゾンの「脱落」をマスターして自然な英語発音へ ― 発音評定AI SeePhony®で“聞こえない音”を見える化

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フォニー

英語に精通する発音記号のスペシャリスト。
発音評定AI「SeePhony®」のことも熟知。

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ハツネ

英語の発音学習を始めたばかりの初心者。
英語練習アプリをつくろうと思っている。

デモ&無料体験
Phony
本題に入る前にひとつお知らせ!発音評定AIが無料でブラウザアプリで試せるよ。マイクに向かって単語やフレーズを読むと、その場で発音採点してくれるから、練習の起点にぴったり。まずは触って、今日の学びをすぐ体感してみてね。
Hatsune
はい!今回のフォニーさんのお話を最後まで聞いたら、そのまますぐ試してみますね!
Phony
デモをやってみて気になったら、気軽に問い合わせてみるといいよ。SeePhony®は日本法人が開発・運用しているから、安心して日本語で相談できるよ。
参考リンク: 英語発音評定AI SeePhony®
Hatsune
フォニーさん、この前「next day」って英語で言われたんですけど、「neks deɪ」にしか聞こえなかったんです。/t/ の音が消えてる気がしたんですが、これって…。
Phony
それはいい耳してるね!英語ではよくある「音の脱落」だよ。たとえば “next day” は /nekst deɪ/ が基本だけど、話すときに /t/ を省略して [neks deɪ] になることが多いんだ。

AIがネイティブとの差を可視化する発音評価はこちら

Hatsune
お~やっぱりそういうのがあるんですね!他にも似たパターンってありますか?
Phony
あるある。/t/ は後ろに子音が来ると落ちやすいんだ。
・“left back” /left bæk/ → [lef bæk]
・“last night” /lɑːst naɪt/ → [lɑːs naɪt]
・“must be” /mʌst biː/ → [mʌs biː]
口を一度止めてから破裂させる /t/ は、次の子音に続けるより脱落させた方が滑らかに言えるから、ネイティブはこんな感じで発音するんだよ。
Hatsune
もしかして/d/ も同じように脱落しますか?“old man” が「オウマン」に聞こえたことがあって。
Phony
するよ!/d/ も破裂音だからね。似た傾向があるんだ。
・“old man” /oʊld mæn/ → [oʊl mæn]
・“hand baggage” /hænd ˈbæɡɪdʒ/ → [hæn ˈbæɡɪdʒ]
・“friend request” /frend rɪˈkwest/ → [fren rɪˈkwest]
子音どうしが連続する所は、英語では「流れ優先」で少し音を減らすことがよくあるね。

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Hatsune
そういえば /h/ が消えるのもよく遭遇しますね。“give him”“tell her” とか、聞き取れないときが多くて…。
Phony
そうだね、短く弱く言う語では /h/ が落ちやすいんだ。
・“give him” /ɡɪv hɪm/ → [ɡɪv ɪm]
・“tell her” /tel hɜː/ → [tel ɜː]
・“ask him” /ɑːsk hɪm/ → [ɑːsk ɪm]
「意味が伝わるなら、息は節約する」――これが英語のテンポを作っているんだね。
Hatsune
“and” はどうですか?「アンド」じゃなくて「ン」としか聞こえないときがあります。
Phony
まさに脱落の典型例だね。“and” は弱くなると /d/ が脱落しやすいんだ。
・“fish and chips” /fɪʃ ən(d) tʃɪps/ → [fɪʃ ən tʃɪps]
発音記号では /ænd/ → [ən] のイメージ。つなぎ役の語は、リズムのために軽く薄くなるんだよ。

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Hatsune
単語の最後の /t/ も気になります。さっき教えてもらいましたが、他にもあるんですよね?
Phony
あるよ。語末の /t/ は後ろに子音が来ると弱くなりやすい。
・“just now” /dʒʌst naʊ/ → [dʒʌs naʊ]
・“next week” /nekst wiːk/ → [neks wiːk]
無理に破裂音にせず、次の語へスッと流す感じだね。
Hatsune
いろんなパターンを教えていただいてありがとうございます!練習するときは、どんな順番でやるのが良いでしょう?私は全部脱落させたり、逆に全部残して不自然になったりしそうです…。
Phony
おすすめは3ステップでやる練習。「残す版」→「脱落版」→「自分のベスト版」。例えば:
① “last night” を /lɑːst naɪt/ で丁寧に読んで、
② 次に [lɑːs naɪt] を目指して /t/ を意識的に弱く、
③ 最後に相手へ自然に伝わるスピードで、自分の最適バランスを探る。
これを “just a minute” /dʒʌst ə ˈmɪnɪt/ → [dʒʌs ə ˈmɪnɪt] でも繰り返そう。
Hatsune
アプリとかで教材にするなら、残す版の発音記号と脱落版を並べて提示して、音声もセットで聞き比べさせるとかも良さそうですね。

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Phony
すごく良い設計だと思うよ。さらに「どの音を脱落させたか」を意識してもらうと癖が見えてくるので良いね。
Hatsune
とはいえ、「今の /t/ や /d/ や /h/ の扱いが自然か」をその場で判断するのは難しいそうですね。なにか客観的に評価してくれる方法ってありませんか?
Phony
あるよ。これもSeePhony®が最適だね。発音評定AI「SeePhony®」なら、録音した英語を発音記号ごとに分析し、/t/・/d/・/h/ の脱落がうまくできているかを可視化できるんだ。
Hatsune
なるほど。たとえば next day を課題にして、学習者ごとに「/t/ をどう扱ったか」を発音記号で可視化し、点数化もできるわけですね。クラス全体の傾向も追えそうです。
Phony
その通り。SeePhony®は「発音辞書」を作れるから、「/t/を残したものを正解とする辞書」、「/t/を脱落させたものを正解とする辞書」が作れるんだ。もちろん「どちらも正解とする辞書」も作れるので、用途に合わせて辞書をカスタマイズすれば効果的な勉強方法を作れると思うよ。

英語の「脱落」はサボりではなく、自然に聞こえるための大切な発音ルール。/t/・/d/ は子音の前で、/h/ は弱い語で落ちやすく、接続語 “and” の /d/ も薄くなります。
練習は「残す版→脱落版→自分のベスト版」で聞き比べるのが近道。授業やアプリにAIでの発音評価を取り入れれば、学習者は自分の発音を客観的に把握し、先生は公平で効率の良い運用ができます。SeePhony®で“聞こえない音”を見える化しましょう。
SeePhony®は国内法人が開発・運用する発音評定AIです。ご相談や契約まですべて日本語で対応いたしますので、まずはお問い合わせください。

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