リエゾンのひとつ「同化」をマスターすると英語発音が一気に自然に!同化のチェックは発音評定AIにお任せ!|SeePhony®

SeePhony® | 発音の間違いを発音記号で可視化

リエゾンのひとつ「同化」をマスターすると英語発音が一気に自然に!同化のチェックは発音評定AIにお任せ!|SeePhony®

リエゾンのひとつ「同化」をマスターすると英語発音が一気に自然に!同化のチェックは発音評定AIにお任せ!|SeePhony®

フォニーのアイコン

フォニー

英語に精通する発音記号のスペシャリスト。
発音評定AI「SeePhony®」のことも熟知。

ハツネのアイコン

ハツネ

英語の発音学習を始めたばかりの初心者。
英語練習アプリをつくろうと思っている。

Phony
本題に入る前にひとつお知らせ!発音評定AIが無料でブラウザアプリで試せるよ。マイクに向かって単語やフレーズを読むと、その場で発音採点してくれるから、練習の起点にぴったり。まずは触って、今日の学びをすぐ体感してみてね。
Hatsune
はい!今回のフォニーさんのお話を最後まで聞いたら、そのまますぐ試してみますね!

リエゾンの1つ「同化」

Hatsune
フォニーさん、来週の出張に向けて英会話の練習をしているんですが、速い会話になると単語どうしがくっついて別の音みたいに聞こえて、正直あわててしまいます…。 これって前回のお話に出てきた「リエゾン」の、たぶん同化のことですよね?
Phony
その通り。
同化は、となり同士の音が影響し合って、舌の当て方や声の出し方が似てしまう現象のことだよ。 英語は区切るよりも流して話す言語だから、自然と音が寄り添って形を変えるんだ。Jones式の発音記号で見れば、少しわかりやすくなるかな。

アプリから発音精度をリアルタイム評価できるAPIはこちら

同化とは?

Hatsune
まだなんとなくしか理解できていないので、詳しく解説お願いします!
Phony
OK。ポイントは3つ。これだけ覚えよう。

「舌の当て方」が寄る(どこに舌を当てるかが後の音に引っ張られる)
「声の震えの有無」が寄る(声帯が震える音⇄震えない音がそろう)
「/j/がくっつく」(/t/+/j/→/ʧ/、/d/+/j/→/ʤ/ など、ひとまとめの音になる)

では例をあげてみよう。
Phony
■ 舌の当て方が寄る
・“in case” /ɪn keɪs/ → ŋ keɪs/
・“ten bags” /ten bægz/ → /tem bægz/(/n/→/m/
・“good girl” /ɡʊd ɡɜːl/ → /ɡʊg ɡɜːl/

■ 声の震えの有無が寄る
・“have to” /hæv tuː/ → /hæf tuː/(声帯の震えが無くなる)
・“newspaper” /njuːzpeɪpə/ → /njuːspeɪpə/(声帯の震えが無くなる)

■ /j/ がくっつく
・“did you” /dɪd juː/ → /dɪʤuː/  ・“don’t you” /dəʊnt juː/ → /dəʊnʧuː/
・“as you” /æz juː/ → ʒuː/  ・“this year” /ðɪs jiə/ → /ðɪʃiə/

という感じで息を止めずに流すと、自然に音の形が揃ってくるんだ。
Hatsune
なるほど…!でも自分でやってみると、口の動かし方が安定しません…。 /ʧ/ と /ʤ/ も、速いときにはごっちゃになります…!

具体的な例で同化を体験

Phony
空港からホテルまで移動する際に使う言葉で、どんな同化が起きるを見てみようか。
Hatsune
はい!まずは空港だと…“Did you check in online?” とかがありますね。これだと/dɪd juː/ → /dɪʤuː/ とくっつきますね。 それから “check in” は /ʧek ɪn/ → /ʧekɪn/ とつなげる。うん、英語らしさが一気に出ます…!
Phony
そうそう。いい感じだね。
Hatsune
移動中だと…“In case it rains, I’ll take a taxi.” とかを言いますね。 /ɪn keɪs ɪt/ → ŋ keɪs ɪt/で、/n/ が奥のほうに上がって /ŋ/ になる感覚、少し掴めてきました!
Phony
ばっちり。喉の上のほうに声が響くのを感じてみて。
Hatsune
ホテルだと“Could you give me your name?” とかは言われますね。 /kʊd juː/ → /kʊʤuː/ で、これはくっつくパターンですね。/ʧ/ と /ʤ/ の違いは、息がサッと抜けるか、声が震えるかで見分ければ良いんでしたっけ?
Phony
そのとおり。/ʧ/ は息中心、/ʤ/ は声も乗る。鏡の前で唇が開く瞬間と喉の感じをセットで覚えると安定するよ。

英語発音をスコアで採点する無料AIサービスはこちら

同化習得のコツ

Hatsune
わたしは /n/→/m/ と /n/→/ŋ/ の切り替えがとくに苦手ですね…。どちらも鼻に抜けるけど、唇を閉じるタイプか、舌の奥を上げるタイプかで迷ってしまいます…。
Phony
口の動きで覚えるといいと思うよ。
・/n/→/m/唇を軽く合わせる。/b/ /p/ /m/ と同じ仲間だね。
・/n/→/ŋ/舌の奥を天井に近づける。鼻に響くけど、舌先はお休みする感じ。
Hatsune
確かに口の動きで覚えたほうが、考えるよりも良さそうですね。

ちなみに速く話すと、同化なのか脱落なのか分からなくなります。“next year” が /nekst jiə/ から /neksʧiə/ に寄るのは、/t/ と /j/ がくっついて /ʧ/ になるからですよね?/t/ は消えたようにも聞こえます…。
Phony
いい視点だね。現実の会話では同化・脱落・連結が重なって起きやすい。
“next year” は /t/+/j/ がまとまって /ʧ/ っぽく聞こえ、結果として /t/ の影が薄くなるから、脱落寄りの同化とも言えるね。明確な定義も大事だけど、それらしく言えるということを意識したほうがいいかもね。

手軽に同化の発音チェックはできる?

Hatsune
なんとなく同化がわかってきました。でも、もっと手軽に、/d/→/b/ や /n/→/m/ の同化が正しいか その場で判断できる仕組みはないでしょうか?私はアプリを作っているので、発音評価AIとか発音採点APIみたいなのがあると良いのですが。
Phony
ここでもやっぱり出番なのがSeePhony®B2B向けの発音評価サービスだから、そのまま使うアプリではないけれど、API連携ができるからLMSやアプリに組み込むのに最適なんだ。 音声と正解の発音記号列を渡すと、記号ごとの正否が返ってくるシステムで、ちょっとしたカスタムも可能だから「/d/→/b/ でも正解」「/t/+/j/ は /ʧ/ を正解とする」など、単語ごとに複数の正解パターンを登録できるよ。
Hatsune
ということは、学習初期は「区切り発音」を正解にして、慣れてきたら「同化あり」も正解にする、段階式の発音採点が作れますね。
Phony
そうだね。それぞれに登録は必要だけど実現できるよ。

リエゾンの習得に効果的な発音評価AI SeePhony®はこちら

まとめ

・同化は「舌の当て方が寄る」「声の震えの有無が寄る」「/j/ がくっつく」の3本柱。
・SeePhony®なら許容の幅を段階的に広げて「同化あり/なし」の評価を切り替えるのも実現可能。

関連記事

カテゴリー

アーカイブ